WHITE ALBUM2 -closing chapter-

読了&総括。

codaまで終わらせて、これでようやく終章かな。
この物語は、一言で言えば、めんどくさい主人公とめんどくさいヒロインたちが紡ぐめんどくさいストーリーと言えるでしょう。
「introductory chapter」のラストでこいつらほんとめんどくさいなと思いましたが、最後までその見解に変わりはありませんでした。
一体何度似たような修羅場、痴話喧嘩を続ければ気が済むのか、春希や雪菜は何度ぶれるのだろうかとうんざりしながらプレイを続けてきました。
codaの後半からラストにかけては良かったと思いますが、逆に言うと楽しく読み進められたのはあそこだけでした。
このゲームのコンセプトとして、「痛み」とか「重さ」があるんでしょうけど、そういった修羅場の舞台が作られる状況が恣意的
すぎて、ライターの影が見え隠れしていて、それがどうにも鼻についた。
「こういう修羅場を用意したので、皆さん胃を痛めて下さいね」と言われてる気がして、どうもね。
結局のところ、序章のラストでめんどくさい奴らだなと思ってしまった時点で面白くなるはずもなかったんでしょう。
主人公にもヒロインにも感情移入できなかったですからね。
まあでも、それでもラストはちゃんと雪菜と結ばれたので、そこだけは本当に良かった。
あれでもし、かずさとくっついてたら流石に呆れてたところだよ。

好きなヒロインはダントツで麻理さん。
シナリオは千晶ルートが一番面白かったかな。
点数については、80点が限度ですね。
ここまで私を(悪い意味で)苦しめたエロゲは久しぶりです。
最初に序章をプレイしてから50日経過でようやく終わりました。
プレイ時間は序章と終章合わせて27時間55分。
CGの空き具合と、攻略サイトを見た限りでは、大学生の時点でかずさとくっつくルートもあるみたいですが、まるでやり直す気になれないのでこのまま終わりです。
かずさとくっついた状態でcodaに入って、シナリオ展開が変わるってことも多分ないだろうし。

丸戸さんのゲームはそこそこプレイしましたが、なんでここまでだるいシナリオを作ったのか純粋に疑問です。
他のゲームはみんなそれなりに好きだったけど、この作品がウケて同じようなエロゲが作られたりしたらと考えると恐ろしい。
そもそもこのエロゲがなんでそんなに評判が良いのかマジで分からん。
終章は批評空間で中央値95点とか、ひょっとしてそれはギャグで言っているのかというレベル。
人を選ぶゲームというか、大半の人には受け入れられるけど、一部の人には酷評されるタイプなのかな。
あと、これはまあ今さら言ってもしょうがないけど、大学生時代に「ほうじょうステーション♪」でオート演出を繰り返すのは非常にイラッと来たので、本当に必要な場面以外でのオート演出はやめてほしいですね。
他にも色々と文句はあった気がするけど、プレイしてる期間が長すぎて忘れてしまいました。

本当は、前評判が良いだけで大したことないだろーwwwって言っておいて、実際にプレイした後にジャンピング土下座をする予定だったのですが、前評判以前に普通に面白くなかったという悲しい結果になってしまいました。
残念ですが、合わなかったものは仕方がないですね。
ようやくこのゲームから解放されたので、早速迷宮をインストールしたいと思います。