ナツユメナギサ

総括。

タイトルの通り、終わらない夏の夢物語でした。
いつまでも幸せな夢を見続けていることは幸せではないから、現実で頑張っていこうという話。
不幸が原因で夢を見て、夢から覚めて現実へっていう構図はリトバスと若干似ているかなと思いますが、目覚めた先には主人公がないという割と過酷な現実しか待っていないのが印象的。
それでも現実を見ろというこの作品のメッセージは、エロゲばかりしているエロゲーマーにはつらいところです。

シナリオ評価もキャラ評価も同じで、
羊>>>歩>>>その他
という感じ。
羊シナリオが一番綺麗に纏まってて良かったですね。
他のキャラも別に嫌いではないんだけど、感情移入する前にEDになってしまうのでイマイチでした。
あと、できればアリアさん・・・いや、有田さんを攻略したかな・・・とか。

点数は85点で。
個人的にはハッピーエンドの方が好きだったというのと、歩以外のヒロインの意義があまり感じられなかったのがちょっと残念。
日常パートもそんなに面白くはなかったのがマイナスですね。
羊シナリオとナツユメでの伏線回収は良かったと思いますが、点数としてはこのくらいかなと。

プレイ時間はおよそ11時間。ちょっと短いですね。

ハッピーエンドは無理でも、せめて主人公が生きてるかもしれないという示唆があっても良かったかなと思います。
面白かったけど、ちょっと寂しい終わり方でした。

追記。
このゲームで一番素晴らしいのは、OP曲の「bumpy-Jumpy!」ではないかと思いました。
プレイする前からこの曲は知っていましたが、実際プレイした後に聞くとゲームとの親和性が凄い。
本当にこの作品のために作られた曲だなと、そう思います。