黄昏のシンセミア

翔子シナリオクリア。

全然解決してなくて、もやもやする終わり方でしたね。
単なる序章にすぎないと思った方がいいのかも。

恋する翔子ちゃんは呪いの石の力で気に入らない奴をすぐ殺しちゃうの、みたいな。
その呪いの力に敢えてぶつかって死にかけて、でも石の力で強くてニューゲームな主人公になって終了と。
そもそも呪いの石のことについて全然話が出てないし、情報がなさすぎて何とも言えないですね。
まあ、今後のシナリオで詳しく説明があるんだろうけど。

てっきり翔子がメインヒロインだと思ったから、翔子寄りの選択肢は避けてたんですが、結局最初に攻略することになってしまった。
しかし小学生相手に普通に挿入してる主人公はどうかと思ったよ?
特に1回目と2回目は翔子自身が半ば正気じゃなかったわけだし、ほんとにやるのかよって突っ込んでしまった。


さくやは近年稀に見るよく出来た妹だなと思います。
盲目的に兄のことが好きなわけでなく、良き理解者であり協力者でもある。
他のヒロインのルートでは影ながら主人公を助けるんだなと思うといじらしいじゃないですか。
反面、さくやと翔子以外のヒロインについてはあまり魅力を感じられず。
攻略できるのはおそらくいろはと銀子なんだろうけど、どっちも合わないなあ。

全体的に話に起伏が少ないので、後半までは割と退屈でした。
夏の田舎ゲーだから、まあ仕方ないんだろうけど。

今回はフローチャート式の作品ということで、コンプリートは色々と大変かもしれない。
まあ、チャート見ながら選択肢選べばいいわけですから、攻略自体は分かりやすいかも?

羽衣伝説と、それに付随する「誰かを残していくこと」が主題となっていそうなこの作品ですが、それがあの石の呪いとどう関係するのかが気になるところですね。
主人公やさくやの子供の頃の記憶が曖昧なこと、二人の母親のことについても色々と伏線がありそうですが、あまり考えずに黙ってプレイしましょう。

プレイ時間は5時間26分。
体感時間はもっと長く感じましたが。