筆記試験・科目について

公務員試験の科目数は膨大ですので、何をやったらいいのか分からないという人が多いと思います。
それでは、まず試験科目について見てみましょう。
ここでは地方上級を例に挙げて説明します。
http://www.tokyo-ac.co.jp/koumuin/kc-gaiyo1_pattern1.htm
正直、ここを見れば大体のことは分かるかなと思います。
自分が受ける自治体が、どの出題パターンに分類されるのか調べておきましょう。
ここでは関東型を例に説明します。
教養科目について。
文章理解8問(現代文と英文、古文が出題されることも)、判断推理6問、数的推理6問、資料解釈1問は必須解答になります。
必ず解答しなければならず、また勉強していないと対策が難しいため、数的・判断は主要科目の1つとなっています。
文章理解はセンター試験の現代文、英文のような感じです。
対策しなくても出来る人もいますし、勉強していてもなかなか伸びない人もいます。
これら必須問題21問を除いた29問のうち、19問を自分で自由に選択して解答します。
ですので、最低19問分の勉強をしておけばいいのですが、なるべく沢山勉強して保険を作っておくと安心できます。
なお、問題数の多い政治・経済は、専門科目のミクロ・マクロ経済学、法学、政治学社会学などの問題が出題されます。
逆に言うと、専門科目の勉強である程度はカバーできます。余裕があれば勉強しましょう。
その他の科目についてはまた後で述べたいと思います。
結論としては、教養科目はまず数的推理、判断推理の勉強をしましょう。


専門科目について。
関東型を例に説明します。
教養科目とは異なり、必須解答すべき問題はありません。
50問のうち、好きな問題を40問選んで解答することができます。
ある科目を選んだら、その科目を全部解答しなければならないということもありません。
例えば、憲法の4問のうち2問しか自信がない場合、その2問だけ選ぶということも可能です。
ですので、なるべく沢山の科目を勉強しておいた方がいいです。
なお、ここでは経済学と一括りにされているようですが、ミクロ、マクロ、経済史、経済政策の4つが含まれています。
問題数の多さなどから、民法憲法行政法、経済学が専門科目の主要科目とされています。
ちなみに国家2種に関しては、専門科目は全て5問ずつあり、その科目を選択すると5問とも解答しなければなりません。
この縛りは結構きついです。ちなみに私は1年間勉強した憲法が2問しか出来ませんでした(笑
その他、国2に関してはここを見ておくといいでしょう。
http://www.jinji.go.jp/saiyo/shikenA.htm
教養科目と専門科目の配点がはっきりと書かれており、専門が教養の2倍の配点となっています。
また、教養科目よりも専門科目の方が点数を取りやすいです。
ですので、勉強の優先順位は専門>教養となります。
地方上級に関しては配点を明らかにしていない場合も多いですが、教養と専門の配点が1対1だとしても、点数の取りやすい専門を優先すべきです。