るいは智を呼ぶファンディスク -明日のむこうに視える風-

ゲームクリア&総括。
「そして、僕らはまた出会う―――」
この言葉に集約される物語でした。
ファンディスクというよりは、本編を再構成した上で破壊していくような内容でしたが。
とりあえず真耶とエロシーンがあったのでそれだけで満足。
真耶に限らず、本編では攻略されなかったヒロインたちにも一通り出番があって良かったなと。
新キャラもそれなりに存在感はありましたが、蘭の存在意義がよく分からなかった。
四章はさすがにちょっと説教臭かったかなあ。言いたいことは分かるけれども。

真耶との決着がきちんとついたのは良かったですね。
本編ではここがあまり描写されてなくて不満でしたし。
しかし呪いについての細かな定義はやはりなかったのが残念。
あと、1章だったかな、旅館へ出かけた時のあの館は結局何だったんだろ。
意味深な描写だけしてそのままスルーされてしまいましたが。

キャラ評価について。
真耶>>>宮>>>その他
という感じ。
本編のキャラは除いて、FDでメインとなった人たちのみの評価です。
やっぱり真耶さんが一番可愛いよね。
すでに壊れてしまっているから、どの未来でも救えないのが悲しいですが・・・。

シナリオ評価についてはあまり意味が無いので省略。
強いて言えば惠ルートは本編と違って、惠が自ら死を選んで綺麗に終わるっていう安直な話にしなかったことに好感が持てましたね。

さて、点数ですが、本編に1点加算して85点です。
本編とFD合わせて85点。

できればハッピーエンドまで見たかったなとは思いましたが、ここから先を描写するのは蛇足だろうから妥当なのかなあ。
たった一つの未来を選ぶことにした智。
これからどう頑張っていくのかちょっとだけでも見たかったな。
そんな物足りなさもあって85点となりました。
まあ、真耶とのらぶらぶえっちがあればそれだけで90点超えてたと思うけど(死)

プレイ時間は9時間18分。
ファンディスクとして考えれば十分なテキスト量だったと思います。

本編の感想の時から結構不満点ばっかり挙げていたような気がしますが、プレイしてて楽しかったのは間違いないです。
「彼女」たちが力を合わせてより良い未来を掴んでくれることを祈りつつ、感想を終わりにします。