とある魔術の禁書目録

総括。
中二病が好きな私でも、やや視聴するのが厳しかったですね。
主人公の問題と、背景・専門用語の説明不足という2点が気になったところ。
上条さん、説教するのはいいんだけれど、どうにも説得力がないんだよね。
最初のインデックスを救う話なんかも、たまたま彼の予想が当たっただけで、はっきり言ってかなり分の悪い賭けだった気がします。
「不幸だ(笑)」なんて言ってますけど、相当彼にとって都合の良い世界であることには間違いないですよね。
次から次へと女の子を助けてフラグを立てられ、どんな幻想もイマジンブレーカーでぶち壊せると思っている彼の幻想をぶち壊したいですね。
よろしい、ならばこっちはルールブレイカーだ。・・・作品違いますけど。
纏めると、展開が都合良すぎで彼の言葉に説得力がないので、あの説教を聞いてるのはイラっとしました。
そんなに主人公自体は嫌いではないんだけどねぇ。
2点目については、専門用語(笑)が飛び交ったり、背景についての説明が殆どなされず終わってしまってポカーンとするしかないことがしばしばあったなあと。
最終話のあのゴーレム女の話もよく分からん。結局彼女は何がしたかったの?と。
エンゼルフォールの時のミーシャも結局よく分からなかったし。
原作読んでないとついていけなさそうな気がしました。
あと、細かなところを言うと。

  • キャラ出過ぎで、フォローがないことが多い
  • 全体としてシナリオが一貫していない

というのがありますね。
前者については、例えばあのメイド見習いはなんだったのかと。
まあそれ以前にまず、インデックスの6話以降の空気っぷりにも突っ込みたいところですが。メインヒロインじゃないの?
私としてはレールガンさんが出てくればそれでいいんですが、中盤以降の出番の無さは異常。
姫神も主人公の家に居候するとか言ってたけど、気づいたらいなくなってるし、転校されても主人公にスルーされてるしw
後者については、ほんと短編集を延々と見てる感じでしたね。
全体を通して誰かを倒すとか、謎を解くとかということはなく、ただトラブルに巻き込まれて解決し、フラグを立てていく作業を繰り返してる感じでしたね。
メリハリがあまりなかったのが残念。最終回も特に盛り上がらなかったし。
あと、すっかり忘れてたけど、主人公が記憶をなくした設定って何の意味があったんだろう。
インデックスや両親ですら気づかず、シナリオにもあまり関係無かったし何故わざわざそういう設定にしたのかなあ。
とまあ、不満点を延々と述べていましたが、キャラは良いのでそこが救いでしたね。
レールガンさん、黒子、御坂妹、ラストオーダー辺りは好きでした。
インデックスはぶっちゃけそこまで好きでもなかったですが、嫌いでもないです。
男キャラでは主人公よりもアクセラレーターの方がずっと好きです。主人公になってほしいくらい。
総括としてはこんなもんですね。
そんなわけで、これでようやく「とある科学の超電磁砲」が見られるわけで、早速1話から見直してくる!