魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's

感想です。

2時間半があっという間でした。
非常に面白かったので、StrikerSも是非とも映画化してほしいなと。
1stに比べて、単なるカットというよりも改変が多かったという印象。
では、思ったことを徒然と。
以下、13話のオリジナルのことをアニメと呼んで劇場版と区別します。


・闇の書の起動がはやての事故が切っ掛けに変わってた。何か意味があったのかな。
というか、はやてが事故に遭う描写ってアニメにあったっけ?

・なのはとフェイトが襲撃前に再会。これはちょっとショックでしたね。
というのも、なのはの窮地にフェイトが「名前を呼ばれて」助けに来る。
このシーンが無印からの伏線で感動できる部分だったので、劇場版はあっさり過ぎて残念。
その後のフェイトの「友達だ」の台詞も、状況が違うのでアニメと比べるとインパクトが薄いかなと。
その場でフェイトもやられてリンカーコアを奪われるのも大きな改変ですね。
後述しますがグレアムらが登場しなかった故にこの展開になったのかな。
そして、その後のシャマルのリンカーコアの手掴みも消えていました。
エグすぎて評判が悪かったのかな。
涼しい顔で一番ヤバイことやってるシーンですが、最後の闇の書の闇、コアを掴まえる伏線でもあったので、
できればあった方が良かったかなあ。
それよりも、このシーンがないのでなのはとレイジングハートの熱い台詞のやりとりもなくなっていたのが非常に残念。
あの窮地でのスターライトブレイカーは、改めてなのはの凄さを見せつけられたのになあ。

・グレアムおよびその2匹使い魔の存在がなかったことになっていました。
ある意味この事件の黒幕的な動きをしつつ、アニメのエピローグではお咎めなしでちょっとどうなの?思っていたキャラ達ですが。
戦闘能力的にもリーゼらは、なのはやフェイトらを凌ぐチート的な能力を持っていましたが、なんで出てこなかったんでしょうね。
時間の都合なのか、シナリオ上不要と判断されたのか微妙なところ。
彼らが出てこないことで、A'sでは本当に誰も悪い人がいなくなったなという印象でした。
あんまり好きなキャラでもないし、闇の書覚醒に至るプロセスもアニメより自然だったので、良かったかなと。
ただ、仮面の男が出てこないためか、異世界の砂漠でのシグナムとフェイトのバトルがなかったのが残念でした。
あと、これはなくてもしょうがないと思うけど、レイジングハートの「いいんじゃないでしょうか」は出来れば見たかった。

・ユーノくんがアニメより更に出番減っててつらい。最後だけじゃなく最初のバトルも参加してほしかったなあ。

・はやての変身シーンってA'sにあったっけ?なかったような気がしたので新鮮でした。

・「響け終焉の笛、ラグナロク」の「ラグナロク」の発音がアニメ版と違ってましたね。
どうでもいいことかもしれませんが、アニメ版のちょっと変わった発音に慣れてたので若干違和感が。

リインフォースとの別れの後、はやてがなのはとフェイトの前で泣くシーンは良かったですね。
アニメにはなかった展開ですが、別れの辛さやなのは・フェイトとはやての絆が垣間見える良いシーンでした。

・アリサやすずかが結界に取り残されなかったため、なのはやフェイトの正体もバレることなく終わりました。
ただ、エピローグでなのはがレイジングハートを見せていることから、結局二人には話したのかな。
アニメと違い、将来について考えるシーンもなかったので、今後についての描写もなし。
なのはの家族にリンディが話をしたのかも不明と。

・アニメでは6年後で一気に中3になってスタンバイ・レディで終了でしたが、劇場版だと2年後でまだ小学生でした。
中学生になったなのはたちを見て発狂した人でもいたのでしょうか。
中学生でも全然いけますよ!!


とまあ、こんな感じですかね。
殆どアニメとの相違点についてしか書いていないような気もしますが。
これだけだと不満ばっかりで楽しんでないように見えるかもしれませんが、
後半なんて何回泣きそうになるのを我慢したか分からないくらい感情移入して観てましたよ!
リインフォースとの別れもぐっとくるシーンですが、個人的にはフェイトとアリシアとの別れのシーンがヤバイ。
「現実でも、こんな風にいたかったな」とのアリシアの台詞もアニメと変わらず、屈指の名シーンと言えるでしょう。
他にも書きたいことは沢山ありますが、全部書いていたらキリがないというのもあるので、この辺で。
一言で纏めてしまうと、最初に書いた通り凄く面白かったので、StrikerSの映画化も早めにお願いしたいということだけ。


ところで、アニメのBlu-ray BOXはいつになったら発売するのでしょうかw