Dies irae -Acta est Fabula-

総括。

厨二病作品の最高峰とも言うべき作品でした。
月姫Fate以上だとは断言できないけど、少なくともそれと同等のレベル。
敵も味方もかっこ良すぎて、嫌いになるキャラが殆どいませんでした。
今年プレイした作品の中では最も熱いゲームだったのは間違いないですね。

シナリオ評価については、推奨プレイ順と同じく
玲愛≧マリィ>>(流出の壁)>>螢>>香純
という感じ。
キャラについては、
マリィ>香純>玲愛≒螢
という感じ。
それ以外ではルサルカとベアトリスがお気に入り。

とにかくこのゲームは戦闘が熱い、かっこいいの一言に尽きます。
創造を発動する時の呪文詠唱とか痺れちゃう。
そして何より、どう考えても勝てないような敵との戦いによる絶望感、そしてそれを乗り越える達成感。
章を重ねるごとにどんどん強くなる蓮に感動すら覚えます。
敵のキャラも立ちまくってて、普通に相手側にも感情移入できます。
一番の萌えキャラはヴィルヘルム。これはきっと異論はないと思いますw

点数は文句無く95点。
今年プレイしたゲームで一番はグリザイアの果実だけど、それに勝るとも劣らぬ名作でした。
無印の頃は色々と叩かれてたみたいだけど、完全版しかやってないので不満はありません。
ただ、非日常になるのが早すぎるせいで、蓮が求めてやまなかった日常のシーンがあまり思い浮かばなかったのがちょっと残念。


プレイ時間は29時間42分。
結構飛ばしてやってこの時間だから、テキスト量もかなりのものだと思われます。
面白すぎて30時間もプレイした気がしないというのが正直なところ。
平日も含め僅か9日で終わらせてしまうとは、面白すぎるが故にある意味コスパが悪かったと言えますね。


エロゲをプレイするにあたっても、既知感というのは大きな障害になるかと思います。
どこかで見たような展開、どこかで聞いたことのあるような台詞。
見たことのないものを経験するためにエロゲを続けていますが、Dies iraeという作品は立派に期待に応えてくれたと言えるでしょう。
アクチの関係で値段がちょっと高めだったけど、プレイして良かったです。